「冷え」の原因と正しい改善法

「手足がいつも冷たい」

「夜になると足先が冷えて眠れない

そんな“冷え”に悩んでいませんか?

冷えは年齢や体質のせいと考えがち

ですが、実は血流や筋肉、生活習慣

が大きく関係しています。

この記事では、冷えの原因と自宅で

できる改善法を足の専門家の視点から

解説します。


冷えの主な原因

1. 血行不良

血液が十分に流れないと、体の隅々まで熱が行き届かず、手足が冷えやすくなります。

2. 筋肉量の低下

筋肉は“体のポカポカ暖房”です。特にふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、血液循環を助けます。加齢で筋肉が落ちると、冷えやすくなります。

3. 自律神経の乱れ

ストレスや不規則な生活により自律神経が乱れると、血管の収縮・拡張がうまくいかず、冷えにつながります。

4. ホルモンバランスの変化

女性は更年期以降、ホルモンの変動で血流や代謝が低下しやすくなります。

5. 生活習慣・環境

薄着、冷房、きつい靴や靴下、長時間同じ姿勢なども冷えの一因です。


 放置するとどうなる?

冷えをそのままにすると…

  • むくみやこむら返りを起こしやすくなる

  • 免疫力や代謝が低下し、風邪や病気にかかりやすい

  • 血行不良による関節痛・しびれ・動脈硬化リスク

  • 睡眠の質が下がり、疲れが取れにくくなる

「ただの冷え」では済まされないこともあるため、早めの対策が大切です。


冷え改善のセルフケア

1. 足元を温める

  • レッグウォーマーや靴下で足首を冷やさない

  • 寝る前に湯たんぽや電気毛布を活用(温めすぎには注意)

2. 入浴で血流改善

  • 38〜40℃のお湯に10〜15分しっかり浸かる

  • 足湯も手軽で効果的

3. 筋肉を動かす

  • 足首回し、かかとの上げ下げ、ウォーキング

  • ふくらはぎを鍛えて「血流ポンプ」を強化

4. 食事で体を温める

  • ショウガ、根菜、ネギ、にんにくなどの温性食品

  • タンパク質をしっかりとり、筋肉量を維持

5. 自律神経を整える

  • 規則正しい生活、深呼吸、軽いストレッチ

  • 寝る前のスマホやカフェインは控える


🩺 受診が必要な冷え

次のような場合は、病気が隠れている可能性があります。

  • 片足だけが強く冷える

  • しびれや強い痛みを伴う

  • 冷えが続き、歩行に支障がある

動脈硬化や神経障害などの可能性もあるため、医療機関に相談してください。


まとめ

  • 冷えは「血行不良・筋肉量低下・自律神経・ホルモン・生活習慣」が主な原因

  • 放置するとむくみや病気のリスクにつながる

  • 足元の保温・入浴・運動・食事・生活習慣の改善で予防可能

  • 気になる症状が続く場合は医療機関を受診

冷えは体からのサインです。
日々の小さな工夫で、ポカポカと

巡りの良い体を取り戻しましょう。

埼玉外反母趾センター